皆さんはヨットと聞くと、レースをするというイメージが無いかもしれません。しかし、ヨットはオリンピック競技の一つであり、毎年世界中で多くのヨットレースの大会が開催されています。
もちろん日本でも多くの大会が開催されており、私たちはその中でもインカレ個人戦・団体戦や七大戦などに向けて日々練習を積み重ねています。
このページではセーリングとはどのような競技なのか?について簡単に説明していきます。
セーリングは海や広い湖の上で行われますが、「何もない海の上にどうやってレースのコースを作るの?」と思うかもしれません。
この図はコースの一例です。海の上のコースには、スタートラインとフィニッシュライン、そして3つのマーク(海の上に浮いている目印みたいなもの、この図でいうと数字の横の黒い丸)しかありません。
スタートラインを通り、マークを順番通りに回り、そしてフィニッシュラインを通りさえすればオッケーです。また、ヨットはマークに向かってジグザグにしか進めないので、図の矢印のようにマークに向かって真っすぐ進めません。そのため、何通りもの通り道を考えることができます。
セーリングでは風、波、他のヨットのことを考えながら自分のコースを考えないといけないので、力や体力だけでなく、頭脳も要求されます。そのため、身体能力で劣っていたとしても、コースの引き方次第で相手に勝つことができます。
セーリング競技での勝敗の決め方は他の競技と比べるとちょっと変わってます。
基本的に順位がそのまま点数になる(例えば、1位だったら1点、2位だったら2点)ので、より点数が低いほうが勝者となります。
また、着順がそのまま順位になるかといわれると、そうとは限りません。
フライングなどの反則をしてしまい失格になったり、相手にレース後に妨害をされたなどの抗議をされて失格になるヨットもいます。失格になってしまうと高い点数が加算されたり、失格をしていない他のヨットは順位が繰り上がったりします。なので、ゴールをした後も順位が確定するまで油断はできません。
他にも、小樽商科大学と競う商大戦、東北大学と競う東北戦、全国の高校生から社会人まで幅広い年代の人々が集まる全日本470・Snipeなど様々な大会に参加しています。